夢だった新宿伊勢丹への出店が決まりました。
先日カンボジアの日本人スタッフ谷岡から電話がかかってきました。
現地の報告と、これからの確認。
色々話す中で
ふと。彼が
「パルラーさんの出産費のために、お金をさっと貸すことができるようになったのって、moily成長したよね。」
と。
確かに。
昔は髪も切らず、服も買わずと、とにかく自分が貧困状態でいながらだったから、お金を貸すなんてできなかったなぁ。笑 と笑いながら昔を振り返っていました。
ただただ、がむしゃらに。
前だけを向いて。
転んでもただでは起き上がらず。笑
そんな風に頑張ってきて4年半。
実は、一つの夢が叶いました。
それは新宿伊勢丹で出店したい!ということ。
ものを売り始めた頃は、節約のために買い物に行かなかった私だったので
百貨店がどんなところかも知りませんでした。(恥ずかしいw)
2014年、田舎の小さなイベントで会議用の机を1つ借りてカゴを売りはじめたmoily。
いくつかのイベントに出店していく中、ご縁で繋がった初めての百貨店出店が2016年。
そのときご一緒した方が、「新宿伊勢丹に出せるようになったら本物だよね。」
と言っていました。
百貨店のことを何も知らなかった私だったので「そうか。新宿伊勢丹に出せるようになったら本物なのか。」と、鵜呑みにし、新宿伊勢丹に見学に行きました。笑
初めて入った新宿伊勢丹。
上の階へ行こうとエスカレーターに乗ると、私の一つ上の段の方はとてもとても大きい方!!!
そして見覚えがある容姿。
なんと!!!
今では世界でも活躍され、インスタの女王ともよばれるコメディアンの方。
「ひゃーーーー!!!新宿伊勢丹!!!!!!とんでもなーーーい!!!やばーーーーー!!!!」
それが第一印象。笑
いつか。あそこで。いつか。いつか。
ここで出店できたらきっと本物。
カンボジアの農村でみんなが作ったカゴをここで売りたい。
証明したい。
カンボジアだから安くて、悪いものじゃない。
日本のものと戦える物作りができる。
絶対証明する!
そう思いながら走り続けて。
この夏。
遂に。遂に。
一つの夢が叶います。
8/8-8/21
伊勢丹5階
キッチンダイニングコーナー
8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。
カンボジアのみんなは、この気持ちわかってくれないだろうなぁ。笑
シェムリアップには百貨店ってないもんなぁ。
いつか、こんなところなんだよって見せられたらいいな。
私は物売りになりたくてこの仕事を始めたんじゃなくて、
世界を変えたくてこの仕事を始めました。
一つの夢の実現。すっごくすっごくすっごく嬉しい。
伊勢丹さんから連絡が来た時は、夢かと思った!笑
だけど。まだまだ止まっている時間はないので。
これからも一生懸命頑張ります。
東京の方もしよければ遊びに来てください。
8/8-8/21
伊勢丹5階
キッチンダイニングコーナー
8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。
ちなみに。現在は阪神百貨店で出店中。
8階のタイガースショップの隣です
6/6土 大阪でお話しさせていただきます
6/16久しぶりにお話しさせていただきます。
大阪でお話しさせていただくのは初めて。
私の人生で大切な1年。
今の活動全ての軸になっているのはNPO NICEのプログラムぼらいやーに参加したこと。そんな自分の中の原点のNICEさんのお話しさせていただけることになりました。
世界を回った時の話。
立ち上げの話。
カンボジアの話。
日本での坂路開拓。
何より教員になりたくて、教育以外の勉強、経験をしてこなかった私が、ブランドを作り、物を販売することになったのだから、やっぱり色々ありました。知らないことだらけで。
でもそんな私でも、なんとかここまでこれました。
1年1年少しずつ自分の状況が代わり、
今の自分から俯瞰して見ると実はあの頃苦しかったな。
とか歯食いしばってたな。とか。
苦しみの真っ只中にいた時はそんな話はできなくて。
今だからようやく笑って話せるようになりました。
こんな私にできたから、誰でもできるって思うので
そんな話をしようかなって思ってます。
◉スペシャルゲストさんに聞いてみました!= Part① =
【6/16(土)カラフルEXPO】※入場無料
カラフルEXPOに参加して頂く団体の方やゲストの方にお話しをお伺いして、開催日まで順次ご紹介させて頂きます♪
今回はスペシャルゲストからこの方!
◉現在の仕事について、正式名称と役割・役職名
お名前
などをお願いします。
ーーかご屋 moily 代表
池宮 聖実 Ikemiya Kiyomi です。
◉何を(目指している)しているお仕事ですか?
ーー世界の貧困問題を解決するブランドを作ることを目指しています。
◉具体的な仕事内容を教えてください!
ーーカンボジアのカゴ編みの村でカゴ作りをしています。デザインはオリジナルで、高品質なものを作り、日本で販売しています。卸(全国40店舗弱)ネットショップ 百貨店での企画展や催事出店 雑貨屋さんやギャラリーでの企画展販売、イベント出店で販売しています。本年度直営店オープンしました。
◉なぜその仕事を選んだんですか?
ーー世界の家族たちと仲良くなり、一緒に過ごしていると貧困が人ごとではなくなっていきました。また支援慣れの現実を目の当たりにしたこと、友人が身体を売って生活していたことなどを経て、自分にできることを始めよう。貧しさではなく、その国、土地の強さを生かしたものづくりをし、最低限の収入を作ろうと決めました。
◉学生時代に何に取り組みましたか?
ーーバイトが好きで、いろんなバイトを経験しました。
海外には全く興味がなかったです
◉聖実さんは、NPO法人NICEの1年間旅をしながらボランティアをするプログラム「ぼらいやー」の参加者でもありますよね。行った時期と国名を教えてください!
・時期
2010-2011
・国数と国名
タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、中国、モンゴル、インド、ネパール、エジプトヨルダン、イスラエル、ケニア、南アフリカ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー
の計16カ国です。
◉ぼらいやーに参加した目的や理由は何ですか?
ーー学生の頃カンボジアへボランティアに行った際、今まで日本で得た情報として知っていたカンボジアとの違いに驚きました。こんなにメディアからの情報と、自分の目で見ることには違いがあるんだ!と気づき、当時教師になりたかった私は、現地の本当の声を生徒に届けられる教員になるために。と、ぼらいやーの参加を決めました。
始めたカンボジアに行ったのが3年生の終わりだったので、大学を卒業してからいきました。
◉聖実さんの熱い思いとそれを形にしていく実行力。そしてなによりも気さくなお人柄!学生時代に経験したことが将来のキャリアに繋がっている聖実さんのお話しは、必ず、皆さんの将来を考えるヒントになると思います。
ぜひ、聖実さんのお話しを会場で聞いてみて下さい♪
かごブランド moily
https://www.moily-bk.com
ブログ
http://www.moily-blog.com
取材記事
https://www.ganas.or.jp/20160224moily/
【カラフルEXPO】お申込はこちら
👇
http://www.nice1.gr.jp/topics_detail30/id=12184
または、イベントページの「参加」ボタンをポチっとお願いします。
👇
https://www.facebook.com/events/293661747837245
ラマダン中のイスラム教の友人宅に訪れて
こんにちは。
moilyのきよみです。
先日岐阜に住んでいるバングラデッシュ人の友人ご夫婦のお家に行ってきました。
絶賛ラマダン中の彼ら。
今年は5/16-6/14までだそう。
簡単に説明すると、ラマダンは日の出から日の入りまでは何も口にしては行けないというイスラム教の習慣。
ラマダンは断食だと思っている方が多いようですが、実際は日が出ていない間は食べられます。
それでも、日の出ている間は水すら飲んではいけないという過酷な修行です。
お邪魔した私に、
「今、味見ができないから(断食中で)、味が変だったらごめんねー」
とチャイを振舞ってくれ、
お昼ご飯までご馳走してくれた友人夫婦。
正面に何も食べられない二人が座ってじっと見つめられながら、食事をするのはなんとも言えない空気でした。笑
そもそもなんで断食を行うのか。
宗教で断食するなんて、「なんて宗教心が強いのか!」とか、「考えられない!」
なんて思う方もいるかもしれません。
しかし、友人たちのラマダンの説明を聞いて色々と納得することがあったのでご紹介。
日が出ている間は、何も食べない。
そのように決められていても隠れて食べることはいくらでもできます。
家では誰かに見張られているわけでもないですし、食べたところでバレることはありません。だけど、それでもなぜ食べないのか。
それは人間の三大欲求である食欲を自分を制することで、自分自身のコントロール力が身につけているというのです。
つまりは自分をコントロールするための修行ということ。この時期禁煙に励む方もいるそうです。
また、そのほかにも、普段は不自由なくご飯を食べれているが、1ヶ月だけは食に不自由な思いをして、ご飯のありがたみを知り、貧しくて十分に食べることができない方の気持ちを知る。という意味もあるとか。
そのほかにもたくさんたくさん意味はあるそうで、
「断食をするってことしか知られていないのは残念だよ。」
といっていた友人。
単純に宗教の決まりに従っているのではなく、
自分の心、精神と向かい合い修行をし、人の心をわかる大切な期間みたい。
私はよく講演で話すのですが、世界を回っていた時、断トツで優しかったのがイスラム教の国でした。その優しさの根っこは「困っている人を必ず助ける」というイスラム教からきているんだな。と深く感じました。
そんな優しい人たちが一部の人たちの責任で「怖い宗教」と勘違いされるのはとっても悲しいので、なるべくこのことをお話しするようにしています。
今回ラマダンについて伺って、やっぱり彼らの宗教心からくる優しさはこのような習慣からきているんだなーと再確認。
このブログで、少しでも偏見がなくなるきっかけになったらいいなぁ。
世界の人たちが生きる場所。
今度の大学での授業用に改めて写真整理。
当時はなんとも思っていなかった写真たち。
今見るといい写真だなぁと自画自賛。笑(だいぶボケてるのあるけどw)
(ネパール)
みんな元気かなぁ。
たくさんのご飯一緒に食べたなぁ。
どれも美味しかったなぁ。
(ネパール)
みんな一生懸命生きてたなぁ。
高く跳べるように練習していたマサイの子どもたち。可愛かったなぁ。(ケニア)
(インド)
子どもたちはどこに行っても可愛かったなぁ
(ヨルダン)
私も一緒にロバに乗って移動したなぁー。ここでの経験は生きるって何かめちゃめちゃ考えさせられた(ロープで繋いでもらったロバに乗って、撮影)
こんなワイルドな感じで毎日シャワー浴びてたなぁw(笑)
やっぱりみんながいたから今がある。
もっともっと自分ができることを。
もっともっと一生懸命生きたい。
海外行きたいなぁ。
久しぶりにmoilyの原動力を書いて見たら、長くなりましたw
お久しぶりです。moily代表のきよみです。
先日「ててて見本市」への出店が終わりました。
一年で一回。全国へのバイヤーさんへ向けて自分たちの商品を発表する機会。
もともと手編みのかごだから大量に作ることはできず、
大量発注よりも
moilyの商品のストーリーをお客様に繋いでいただける
つなぎ手さんと出会えたら。と思って出店させていただいています。
今年で2回目。
ギリギリまでたくさんの周りの方に手伝ってもらって、ドタバタでの出店(汗)
「あいつの手伝いをすると大変なことになる!」と悪い噂になっていないか心配です。笑
手伝っていただいて本当に本当にありがとうございました。
見本市でお名刺を交換させていただいた方にすぐに返信をするのが礼儀だと思うのですが、1つ1つきちんと話した内容とかを思い出したくて、HPを見させてもらったりブログを読んで見たりしてからの返信で、とても時間がかかってしまっています。汗
だけどその分本当に素敵な方達と繋がらせていただけたんだなと、感謝の気持ちで一杯です。少しずつご連絡させてください!
今回見本市に出店させてもらうに当たってもう一度拠点に戻り自分のものづくりについて考え直しました。
せっかくなので今日はそんなことを。
日本拠点に戻って1年半。
おかげさまでたくさんの方に知っていただくことができ、販売の機会も増えました。
だけど逆に、当初の頃とは違う仕事もたくさん増え
自分は何をやっているんだろうとわかんなくなってしまい
人と会いたくなくなったりして、
引っ越して誰にも会わず隠居生活をしてみたりしていました。実は。笑
2010年、ネパールの山奥で言われた
「この村の貧困問題を解決するのは先進国の仕事だろう?」という無責任な言葉。
この言葉に心底腹が立ったおかげで今まで頑張ってこれたんだなと再確認。
「見たいと願う変化にあなた自身がなりなさい。」というガンジーの言葉。
世の中に愚痴をいうようなかっこ悪い人になりたくなくて、
それなら私が途上国の田舎から何か一つの貧困問題を解決する仕組みを作り上げよう。
そして証明してみせる!そんな気持ちで8年間突っ走ってきました。
ありがたいことにカンボジアでmoilyのカゴ編みをしてくれている村の職人さんは、
街で働くよりも収入があるようになり、
出稼ぎをやめたり、新しくカゴ編みを覚えてくれたりするようになりました。
問題がなくなることなんてなくって、
次から次へと問題は出てくるけれど
それでも貧困から抜け出せる収入源を作るという目標は達成してしまい
少し心が宙ぶらりんになっていました。
だけれど、今回自分の原動力となった今まで出会ったの人たちのことを
思い出し、何を自分はしているんだろうって「はっ!」としました。
わたしが世界を周っていた時・・・
お金を取られて困り果てていた時に、守ってくれて助けてくれたフィリピン人コミュニティーのみんな。
少しでもメールの返信が遅かったり、宿への帰りが遅いとめちゃめちゃ心配してくれたベトナムのお父さん的存在のチンさん。
一緒に何度も夢を語り合って「絶対世界を良くしようね!」ってネパールで誓ったサビール。
家政婦の仕事をしながら一生懸命小学校に通っていたわたしのネパールでの生徒。
「自分の感情に耳を傾けるよりも、予定を優先する日本人は嫌いだ」とはっきり言ってくれたベドウィンのサミー
「きよみに私の悩みを言ったところで何も解決しないでしょ」と涙目で訴えられた売春婦のシロ
「あなたの素敵な夢、叶えたら絶対報告しにきてね」って約束してくれた世界で一番尊敬している大きな愛の持ち主ケニアのママ。
ここには書ききれないけど
今まで出会った人がわたしの軸を作ってくれた。
それなのにまだまだ恩返しもできてない。
何をしていたんだろう。
まだまだやらなきゃいけないこと、たくさんあるんだった。
何をしているんだ!わたし!!!動かなきゃ!
ちゃんと生きた意味のあった人生にしなくちゃ。
わたしはまだまだ自分がやることで証明したいことがいっぱいある。
お涙ちょうだいなんてしなくたって、きちんとした仕事をすれば収入源は作れる。
(だけどその代わり、自分の立場に絶対言い訳はしちゃいけない)
かっこよく社会問題を解決することも可能だと思う。
国籍、人種、肌の色、目の色、言語、宗教、LGBT、障害...勝手に変な壁を作ってる人もいっぱいいるけど、そんな壁なんてもともとないし、必要もなくて、ただ人間ってだけで十分だと思う。
証明しなきゃ。
わたしにはまだまだやらなきゃいけないことが、いっぱいあるんだった!!
そんなことを思い出しました。
今すでに始まってるプロジェクトもあるけれど、
もうちょっとスピードアップして頑張ります。
今更だけど2018年も頑張ります!!!!
あ、春にお店オープンします!笑
そのこと書きたかったのに書きすぎた!!
なのでそれは次回に!!!!笑