moilyきよみのつれづれ

moily代表池宮聖実のブログです。

日々のお礼と、これからのmoilyと、ロゴについて

moilyはわたしが2014年にカンボジアへ入り今年で8年目になります。

カンボジアの職人さんたちと共に長い時間を過ごし、日本でもたくさんの方々と関わらせてもらいました。
私1人で始めたmoilyが、今ではそのたくさんの方々に囲まれ、共に歩むmoilyに成長してきています。
いつもたくさんの愛をありがとうございます。


8年経って改めて思うのは、実は1日1日の何気ない営みの中に、幸せはたくさん詰まっているということ。
そんな『日常(いとなみ)の愛おしさと豊かさ』を教えてくれているのはカンボジアのおばちゃんたち。
これって日本のひとも、カンボジアのひとも。世界中のひとはみんな同じ人間で、きっとおんなじだと思っています。
だから、もっともっと日々の営みの愛おしさや豊かさを感じる「ものづくり」や「提案」をこれからは1人ではなく、関わってくれているたくさんの方と共に行っていきたいと思っています。





moilyが今まで行ってきた、現地の人たちと一緒に仕事を生み出し、その中で喜びを見つけて作っていくことは変わらず広げます。カンボジアの職人さんたちとも、まだまだやりたいことがたくさんあります。
それと同時にもう少し視野を広げ、好奇心旺盛に、様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。


カンボジアの人たちがもっと日々の日常(いとなみ)を大切にできるような働き方にするために、今の仕組みの変更も考えています。 職人さんたちと日本のみなさまとのコミュニケーションできる場所を作っていきたいな。
カンボジア以外の世界の国や、日本の美しい「人やもの」も紹介したいと思っています。

これからmoilyの変化を楽しく見守り、共に豊かさとは何かを問いながら、一緒に歩んでいただけたら嬉しいです。

このような気持ちを込め、今日(2022.2.23)から新しいロゴに変更し、あたらしい気持ちで再スタートをしようと思います。


       




Thank you for your support towards moily and the new logo!
I have an important announcement to make today.
I am proud to say that this year marks the eighth year of Moily’s existence in Cambodia. I have spent a great deal of time with Cambodian artisans and have had the privilege and opportunity to work with many people in Japan as well. I started moily by myself with a vision and today I am surrounded by so many people, and we are growing together as moily. I am so thankful for your love and support over the years.

After 8 years, I can once again feel that there is a lot of happiness in the simple things we do each day. It is the Cambodian people who are teaching me the "loveliness and *YUTAKA of everyday life". This is true for both people in Japan and Cambodia. Japanese, Cambodian, we are all one race. The human race. This is why I would like to work together with many people who are involved with moily to create things and make proposals that make people feel the YUTAKA and love of daily life.

We will continue to work with the local people to create and find joy in their work.There are still many things that we intend to do with Cambodian artisans. At the same time, I would like to broaden my horizons a little more, be curious, and challenge myself to do many things.

I am also thinking about changing the current system of working so that Cambodian people can cherish their daily lives more. Furthermore, I would also like to create a place where artisans can communicate with people in Japan as well as introduce beautiful people and things from countries other than Cambodia and Japan.

I hope that you will enjoy watching moily's development and walk with us as we understand and fulfil the deeper meaning of “*YUTAKA” 

*YUTAKA means state of heart in which you can find "love" and "daily happiness".


 

モノが愛おしいモノへ・・・

今、以前取材させていただいた窯元の取材の書き起こししています。

 

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本当は要点をまとめて「こんなものなんだよ。」

「だから素敵だよ」って伝えて販売しようとしていたんだけれど、

 

書き起こしして、言葉の詰まりや、繰り返す言葉。語尾や、訛り。どこをとっても人間らしくて、愛おしくて。

1度目に取材をした時とはまた違う味わいを感じ、愛しくて悶えてる。

使っている言葉と反対の気持ちを感じることもある。

 

省略してまとめてしまうの、とっても勿体無いな。

何度読み返しても味わい


がある。

気づきがある。

深さがある。

そんな気がするから。

 

多分取材記事はほぼ書き起こし、そのままにしようかな。

 

村のことがもっと伝えやすくなりそう

 

今年から職人ノーの仕事が増えました。

 

ノーは現在高校生。

 

中学の頃からお母さんに学校に行くことを反対されながらも

「学校に行かせてほしい」と伝え続け、今はかごを編むお金で高校に通っています。

 

しかし、テスト期間などどうしてもカゴを作れない時もあり、

安定した収入が作れたら良いよね。とカンボジアチームで話題に上がっていました。

 

そこで誕生した仕事が「村のことを伝える広報」。

村のことを写真やコメントで伝えてもらうことにしました。

 

初めてスマホを手にしたノーちゃん。

カメラを撮ったこともありません。

一体どんな写真が送られてくるのか・・・。

予想がつくのは、自撮り写真が山ほど送られてきたり、

ピントの合っていない写真が送られてくるか・・・

 

カンボジアの人たちとのやり取りで「あるある」なので、

ちょっと心配もしながらも

まぁ少しずつ教えていけばいいか〜と思っていました。

 

しかし!!!!

想像を上回る写真が送られてきました。

 

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ラペア採り

う、うますぎる!!!

 

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ラペア採り2

うますぎる!!なんなら私より上手くない?

これが初めてカメラを持った子の写真だなんて!!!!!

信じられない。

 

良い意味で裏切られました。

 

これからどんな写真が送られてくるのか楽しみです。

みんなでノーちゃんの成長を見守りましょう!!

2021年個人の振り返り

あけましておめでとうございます⛩
昨年moilyとしての振り返りは書いたのでこちらは自分のことを来年の自分のためにも覚書。
 
2021年。あっという間だったようで、振り返るとものすごく色々なことがあった一年。
 
1番大きかったのは、めちゃくちゃ沈みまくって、落ちまくった先につかんだ学びかな。苦しかったけど、その分学びも大きくて。確実に1人でそこまで到達することはできませんでした。覚悟が決まった良い一年だったな。
1人から仲間へ。
 
愛おしい仲間たちと切磋琢磨できることが、今の私の喜びです。関わってくれているみんなありがとう🥰
 
初めてmoily以外のプロジェクトにプロボノとして参加させてもらったのもいつもと違う良い経験になりした。(多文化共生キャンプに参加)
 
2020年後半から半年参加させてもらった東海若手起業塾は、きちんとそこでの学びを成長に繋げられたのは終わって半年後くらいになってしまったけれど、その機会がなければ、今はありませんでした。貴重な機会をありがとうございました。
 
あとはせっかく日本にいるので茶道をはじめました🍵
 
日本文化の深みが面白く、たくさんの素敵なものに毎度触れられることが本当に楽しい。和菓子がこんなに美しく、美味しく、やっぱり美しいって知らなかった。
 
移動制限がありながらも美術館にも随分行けたました。
その中でも石岡瑛子に衝撃を。
柳宗悦にはさらに衝撃を。
今は彼について勉強するのが趣味。
彼の考えていたこと、宗教哲学、平和思考、芸術がとても興味深いです。
もっと早くはまりたかった😮
 
 
日本国内でのつくり手を回ることもでき、やっぱりわたしはものづくりが好きだなぁと再確認。
 
全く仕事に関係ないことにハマってムダの時間を楽しめる人になりたい!
という今年の目標があったのですが、無事BTSにハマるってことで達成しました。(笑)
 
こんな一年を送ったわたしでした。
2022年またたくさんの人に出会って、いろんなことを話し、凹み、泣き、怒り、笑い。そしてたくさん学びながら結局楽しく生きていくんだろうな。
 
そんな2022年が楽しみです。今年もよろしくお願いします。

2021年の振り返り〜日本編〜

【日本moily編】
今年の締めくくりにまとめを書こうとおもったら、どうしても長くなってしまうので、カンボジア編と日本編で分けました。


海外に行けなくなって2年。カンボジアやインドなど、なるべく現地へ行き、職人や現地の人たちと共に時間を過ごすことを大切にしてきたmoilyでしたが、昨年に続き、今年は現地に行くことは難しくなってしまいました。


しかし2014年にmoilyをはじめてずっと走り回ってきた私にとってとてもよい地に足をつける時間になりました。
2014年。現地に仕事を作り、そこで生み出される時間とお金で、現地の様々な問題は解決されるのでは?との仮説をもとにカンボジアでの「かごづくり」をはじめました。
たしかに現地に安定した収入は作れ、病院に行けないだとか、仕事が選べないだとか。そのような問題にはずっと関わって来れています。


しかし、それだけで本当に幸せなのか?
職人にとって、スタッフにとって、お客さんにとって、そして私たちにとって幸せとはなんなのだろう?
初めてカンボジアへ行った2009年からずっとテーマにある、人が幸せに暮らせる。そんな世の中ってどんなだろう。ってことをmoilyとしてどうしたら関わっていけるのかをもう一度深く考えられた年でした。


今回は1人ではなく、チームmoilyのみんなと共に。もちろん、カンボジアのスタッフたちも。
何回もmoilyとして何をすべきなのかを毎週のミーティングに加え、合宿やら、東京や京都や島根への旅やらの中でとにかく話して話して話して。


ようやく私たちが、何を大切にして、なにをすべきかが整え直されてきました。
「作るひと」でもあり、「つなげるひと」でもあるわたしたちだからできること。ものづくりの在り方や、働き方。ものの売り方。来年はその辺りのことを少しずつ、moily流に変えていきたいとおもっています。

 

またお伝えさせてください。

 


2022年も急がず焦らず。わたしたちのペースで。そしてハッピーにがんばります。これからもよろしくお願いします。