ケニアの孤児院で働いて【イベント情報あり】
スォスダイ。かご屋moily代表のきよみです。
最近天気の良い日がつづいていますね。
今日は桜が咲き始めていたので、お弁当を買って友達と桜の下で食べました。
いい季節や。
花粉症以外は!!!!!!
くしゅん。
先日の「春分の日」はあまりの天気の良さに思わず大好きな散歩に出掛けました。
しかし30分ほど歩いたところで花粉にやられ、目的地に到着する前に途中で引き返しました笑
散歩後はくしゃみと喉の痒みで死ぬかと思った_| ̄|○
散歩をしながら物を考えるのが好きなわたしは、今回も色々思い出しながらあるいていたのですが、色々と思い出したことがあったので書き留めておこうと思います。
ケニアで働いていた孤児院
5年前ケニアのナイロビの中にあるスラムの孤児院で働いていたことがあります。
そこでは6-8ヶ月くらいの赤ちゃんを10人程度お世話していました。
100人以上も孤児がいるその孤児院で、その10人程度のハイハイして動き回る赤ちゃんを面倒みるのは通常ケニアの女性1人だけ。
それだけ孤児の人数が多いんです。
たった1人で全員をお風呂に入れて、服を着せて、ご飯を食べさせて、オシメをかえて(もちろん布オシメ)、オシメを洗って。。。
わたしはそこの担当の女性のサポートをしてたのですが、朝から夕方までずっとバタバタ。
ここまで忙しかったら、一人一人の赤ちゃんへの対応が作業のようになってしまうことも、仕方ないように思えてしまうのでした。
ケニアではそれくらい孤児が多いそうです。
その孤児院にいる孤児は、「へその緒が付いた状態でごみ山やトイレのゴミ箱に捨てられていたところを誰かに拾われ、この孤児院まできた」と聞いたときは倒れそうになるほど驚きました。
日本からは想像出来ません。
もちろんケニアにいる孤児は赤ちゃんだけではありません。
ストリートチルドレンとして道で育った子もいるし、虐待にあって家を出ざるをえなかった子もいます。
ですが百人以上という既に多くの孤児がいるこの施設に、大きく育った子どもを預かる場所も余裕もなく、わたしが行った孤児院は赤ちゃんの時に捨てられた子どものみ受け入れをしていました。
また、この孤児院ではスタッフが赤ちゃんを抱く事、懐かせることが禁止でした。
子どもが折角お母さんのような存在を見つけても、いずれはいなくなってしまう。そしてその仮のお母さんを求め泣いてしまう。
そうなってしまったら、100人以上もいる孤児院は大パニックになってしまいます。
だから抱いてはいけない。
頭では理解はできていても、なかなか心で納得することはできません。
またある時1人の男の子が転んで鼻血を出してしまったことがありました。
わたしは日本のように、思わず近くにあったティッシュか何かで血を止めようとしたのですが、
ケニアのスタッフに『触らないで!』と怒られました。
そう。ケニアではエイズの子どもがたくさんいるんです。
ケニアで働いた期間はたった2ヶ月。
だけどあまりの日本との違いに毎日が衝撃的でした。
色々モヤモヤっとすることや、腑に落ちないこと、どうなんだろうと思うことはたくさんたくさんありました。「じゃあこの子はどうなるの?」って思うこともたくさん。
ですが、現場で働き良心だけで物事を判断できないことも知りました。
きっとあのケニアの孤児院では、あれが最善の策で正解だったと思う。
だけど。未だにあのことを思い出すと、いつもモヤモヤしてしまいます。
そんなことを散歩しながら思い出した春分の日。
まだまだ私の人生やらなきゃいけないことが山積みだなぁ。
と自分の人生でやりたかったことをふと思い出したのでした。
今週末は久しぶりに出店します。
26日 岐阜
清流みずほこどもフェスティバル
清流みずほ保育園 10:00-15;00
27日 岐阜
モノカタリマルシェ
各務原イオン近く
11:00-15:00
私たちの周りに溢れる モノには、
カタチになるまでの物語がある。
生産者、製造者、販売者さんの想いが込められた物語。
その物語は私たちの生活や心を
豊かなものにしてくれます(^_^)
豊か・丁寧・幸せな暮らしをテーマに
人から人へ繋ぐ、素敵な
モノ カタリ マルシェ
毎月第四日曜日開催中♪
(小雨決行)
4月は名古屋
5月は名古屋 岐阜
で出店予定です♡