日本最大級の旅イベント「Backpack FESTA」の大阪会場のロビーコンテンツでお話させていただきます
今年初のトークイベントが決まりました😊
2019.2.15 TABIPPO主催 日本最大級の旅イベント「Backpack FESTA」の大阪会場 のロビーコンテンツでお話させていただけることになりました😊
今回は 法幸勇一くんと一緒に登壇です😍
世界で働く日本人をインタビューしながら世界一周したあと、日本で地域活性化に取り組んだり、キングオブコントにでたり😂して活躍する勇一くんと、
各地でボランティアしながら世界一周した後、ビジネスで社会問題を解決するためカンボジアで起業したわたし。
世界一周🌍のこと、その後のこと、その前のこと。
出会った瞬間からめちゃくちゃ意気投合した勇一くん。今回は2人で話す時のように、最高にわくわくしながら、旅のこと、今考えてること、今後やって行くことを、ハイテンションでお話できたらなーと思ってます😂(いや、何話すかまだ全く未定やけど)
てかイベント自体かなり面白そう😍💕
興味ある方チケットあるのでご相談ください😍🙏
時間とか詳細わかり次第また書きます☀️
イベントの詳細は下記のサイト。
インドで私は何ができるのだろう日々考えるのは、こんな人たちが目の前にいるから
ここインドでの女性のおかれている状況の酷さに言葉を失っている日々。
(もちろん全ての女性じゃないだろうけど)
どこから書いていいのかわからないし、何と書いていいのかわからず、数人の壮絶な人生を送っている女性の話を聞いてから数日経ってしまいました。
縁あって女性のエンパワーメントのために立ち上がっているNGOを尋ねている。
そこで聞く話は壮絶なものばかり。
旦那に日々暴力を振るわれ、歯はガタガタになり、お前は子どもさえ育てればいいと、奴隷のように扱われていた女性。自殺直前に保護された。彼女は実年齢以上に歳をとって見えた。
まだ10代の可愛い女の子たちも苦しんでいた。
「女はどうせ、いつか、家から出て行く存在。この家はお前のうちじゃないからな。」と言われて育った女の子たち。ろくな勉強をさせてもらえず、躾すらしてもらえない。かと言って結婚後、結婚相手の家に行っても「ここはあんたの家じゃない」と言われる。彼女たちの心休まる場所はどこにあるんだろう。
旅をしていると幸せって何だろうとよく考える。
幸せって実は自分次第で、
最低限の生活が保障されてて
1人でも自分の安否を思ってくれる人がいて
安心できる帰る場所さえあればもうすでに幸せかもしれない。
と思ったりする。
ただ、それすら彼女たちにはない。
そんな彼女たちを助けるために職業訓練所を作っているインド人の女性に会った。彼女自身もわたしと同世代の普通のインド人女性。
自分自身も生きるのは大変なのに、この状況を無視できず立ち上がった。職業訓練所という名目で彼女たちが来やすい場所にし、心休まる家のような場所を作り、勉強を教えたり、躾をしたり、家ではさせてもらえない事を彼女たちの両親には内緒でこっそりしてあげている。
びっくりするのが、こんなに頑張っているのに、女性だからと、周りの男性たちから受けるの嫉妬や非難。
そんな状況を笑い飛ばす彼女。「本当ひどいよね。だけどとにかくポジティブでいなきゃ。どんなことにも必ずポジティブな面はあるものだよ!!!大変だけどね、走らなきゃ!」と。
なんて強いんだろう。
(彼女のよりすごいのはどんなカーストも、宗教の人もウェルカムなこと。)
またもう1人の女性は、旦那がアル中になり、そのまま消え、いつのまにか他の女性と再婚。
女性は再婚ができないので自分で働きながら子どもを育てなければならず、政府からお金を借りて自分のお店を持ち自分の作ったものを売りはじめた。インドのラジャスタン州で女性がお店に立っているのは珍しい。
今は少しでも同じ状況の人を救いたいと、旦那さんがいなくなった(他の女性と結婚したり、亡くなったり)女性のコミュニティを作り、家でできる仕事を与えている。
また、パキスタンとの国境付近の難民が、一生その場所から出ることができない事を知り、その場へ自ら向かい仕事を渡している(インド人でさえも難民区域に入ることは出来ずその区域へのボーダー越しに仕事を渡すそう)驚きなのが彼女のカースト。なんと不可触民だという。なんて壮絶な人生を生きているんだろう。 彼女もわたしと同世代。
この悲惨な状況の中にいる女性たちと、その中で立ち上がる女性たちを知ってしまったわたしは、もうこの状況を無視できなくなってしまった。
ここに書ききれていないことも、たくさんある。
毎度そこまで酷いのかと言葉を失う。それでも、まだわたしが知っていることなんて氷山の一角なんだろう。
可哀想だから助けたいのではなく、そんな社会おかしいと思う。だったら、彼女たちが少しでも生きやすくなるための方法の1つでもいいから示したい。
1人立ち上がり戦っている女性を知ってしまったから、わたしができる形で力になりたい。
ただ、まだまだ知らないことが多すぎる。
ここにいられる少しでも長い時間、彼女たちと過ごし、なにを思い、何を感じているのかもっともっと知っていきたい。
先日空港でたまたま出会ったガンジーの言葉。
My life is my message.
わたしは自分の人生でどんなメッセージを残せるだろうか。
実は日本の業務はほとんど苦手なものばかりで、経営も、日本で働くことも、自分に向いてないなーと思う日々。苦笑
だけど海外での、現地に入り込み関係を築く能力と、こういった場所への嗅覚と、どれだけ倒されても起き上がる根性と、moilyに関わる人が(いや、関わらない人も少しでも多くの人が)幸せでいてほしいという想いだけは人に負けないつもり。
めちゃくちゃ不器用で、出来ないことだらけだけど、これからも猪のように突き進むので(今年の干支だし)、応援してもらえたら嬉しいです。
長くなりましたが、こんなmoilyを
2019 年もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️
カンボジアの状況。トイレを作るのは一方的な支援か
今年最後の記事ははカンボジアの現地のことを書かせてください。
(年末SNSにあげた投稿です)
わたしが現地に入った5年前からカンボジアの状況も大きく変わって来ています。
わたしがかご編みを行なっている村は、以前は電気も水道もない村でしたが、今年ついに全ての職人の家に電気を引っ張ることができました。
しかも、これは私たちが資金を援助したわけではなく、自分たちでかごを編み、お金を貯め、自分たちで必要だと考え電気を引っ張りました。
本当に嬉しい。
当初から援助に頼らず自分たちで村を変えていくことを目標としていたため、目に見える形で現れて来たこととても嬉しく思います。
今はカンボジアの現地スタッフ谷岡が、村にトイレを製作しています。
当初それは、無償の一方的な支援になるのではないかと、わたしと谷岡で口論になりました。
しかし、谷岡はトイレを作って衛生問題を解決することで、村の病気も減るだろうという考えのもと、まずはトイレの大切さを教えたいと今回の製作を提案。(こちらの資金は谷岡の友人がプロジェクトで用意してくださったものです)
まずは1つだけ村でみんなで使えるトイレを作ろう、そしてなぜ衛生が、トイレが大切なのかを伝えていこうということで、お互い納得しました。
今は一方的な支援にならないよう、そして支援なしでも長く使っていけるよう、全ての部品や、作り方など細かく現地の人が考える機会をつくり、一緒に作るという形をとっています。
ここまでのこと、わたし1人では絶対に出来ませんでした。現地の職人たちとともに長い時間を過ごし、彼らの声に耳を傾け続けた谷岡だからこそできていることなんだと思います。
本当に素晴らしいスタッフに恵まれたことに、感謝と喜びでいっぱいです。
小さな小さなわたしの思いが少しずつ拡がり、今は私には出来ないことを、スタッフが自主的にやっていてくれています。
moilyスタッフみんなで力を合わせながら少しずつ、moilyが目指す世界に一歩一歩向かえています。
素晴らしいスタッフにめぐり逢えたことに感謝しかありません。谷岡、そしてパルラー、シン、本当にありがとう。そして、最後になりましたがこのプロジェクトをサポートしてくださっている皆様本当にありがとうございます。
そしてなにより、わたしや谷岡を成長させてくれているのはカンボジアです。カンボジアに何よりの感謝を。
インド🇮🇳でのことも書きたかったのですが、長くなってしまったので、明日2019年の抱負と共に書こうと思います。
あと数時間ですが、みなさん、良いお年を。
2018年ありがとうございました。
ついに出会えた、心がYESという工房
インドに来てずっと工房めぐりをしている。
何軒の工房を巡ったかわからない。
そういうと、何を探してるんですか?どんなものを作ろうとしているんですか?
と聞かれるんだけど、実は別に探しているものは特にない。ものづくりの現場をとにかくたくさんみたいだけ。
大体工房にはオーナーがいて、太っていて、いかにもお金持ちそうで、ビジネストークをしてくる。職人さんたちは、真面目に働いているというイメージ。
こんな賞をとったとか、こんな技術をできるとか見せてくれるんだけど、なんともしっくりこない。言葉が心に響かない。
または、職人さんが楽しそうに働いているところもあるんだけれど、やっぱりいかに売れるか、効率を良くするかってところに焦点をおきすぎていたり。
それか、本当とりあえずやってる感じか。
はじめのころは、たくさん工房を回る中で、この商品すごく可愛い!絶対かごとあうし、絶対日本のみんなに気に入ってもらえるー!!なんて感じで、この工房と取引してもいいなーともおもってみたりもしていたのだけれど、
なんとも心がイェスと言わない。
これがなぜか分からず、連絡先だけもらい、帰る。
クオリティも素晴らしいし、fair tradeとも書いてある。なのに、なぜかわたしの心がイェスと言わない。
この状態がしばらく続いていた。
しかし最近ようやくわたしの心が動いた工房に出会った。
その工房にはじめてお邪魔した時、のびのびとした空気感や、素朴な村に好印象を感じた。
オーナーさんも、他の工房と同じようにでっぷりしている人なんだけど、他の工房みたいな威圧感や、絶対的存在感や、この人ボスなんですねっていういかにもな感じがなく、優しい笑顔で迎えてくれた。とても温かい人。言葉に嘘がない人だった。
何よりオーナーの息子さんのアユブが素晴らしく、普段はシャイで多くを語らないんだけど、布の話、染料の話(ここは自然染色しかしない)などをはじめると、目の色が変わる。そして話が止まらなくなる。
自分がこの村の伝統的な柄や染色方法を守っていかなければいけないという使命感、インドの人が伝統をわすれてしまう危機感、でも会社も守らなければいけないという使命感。とにかくとまらない。
この人は想いでものづくりをしている。
はじめてわたしの心が反応した。
この人と何かやりたい。
今回は時間がないので出来ないけれど、
2019年どこかで
彼らのお家にすませてもらいながら、
もっともっと布について、染色について、伝統について色々勉強させてもらいたいなって思った。
そして、日本にいるから、moilyをやってるからこそできる何かしらの方法で繋がって力になりたいって思った。
今後のことはわからない。たくさんたくさん話してやっぱり違うねってなるかもしれない。それはそれでいい。だけど、今はこの人たちと繋がりたい。そんなきもち。
わたしのやりたい物作りはどうも面倒くさい。笑
時間がかかりすぎる。
彼らとやるなら色々改善、改良するところも多そう。
それでもやっぱり私はそれがやりたい。
何を作るかじゃなくて、誰とつくるか。
それがmoily。
最後の写真のワンピース。
彼が作っている藍染の生地。
彼らの親戚の結婚式に呼んでもらったので、
せっかくなので彼らの生地で仕立ててもらってきてみた。
インドの旅日記。旅は自分との対話。
インドでは旅をしてまわらず、
1箇所滞在にするプランに変更して、
今はジョードプルに拠点を置いてる。
旅に出るまえは、3ヶ月も時間が取れるなんで今後なかなかないかもしれないし、とにかく色々な国へいこうと思っていた。
インドの後は、ウズベキスタン行きたいな。
イランも行きたいし。
パキスタンも、あ、スリランカもだ。
せっかくドバイで乗り換えるならオマーン もいっておこう。
ここまで来たら、ヨーロッパも行っておくか。
てな感じで色々詰め放題の旅にしようと思って、
航空券を調べてルートを考えていた。
だけど、インドをまわって思いだして来たのは「時間が勿体無から!」とかで飛び回る旅では、私の知りたいことは何も知れない。私がしたい旅じゃない。せっかく日本を出たのに、何まだせかせかしてるのーーーーーー!!!ってこと。
ドバイ行きのチケットをキャンセルし、結局インド、ジョードプル に留まった。
そしたら、少しずつわたしの周りがまわりだした。仲の良い人ができ始め、お家におじゃましたり、お酒を飲みながらお互いの人生観について語り合ったり。
町の噂話が聞こえて来たり、誰が権力を持っているのかとか、選挙の話や、宗教や、文化。忙しい旅では見られない色々なことが見えてくる。ほとんど観光客はいないので毎日インド人としか話していない。
その場所の日常を知ることで、
色々見えて来ることがある。
それでも全ーーーーー然わからない、つかめないインド
本当に不思議な国。もっともっと滞在したいなぁ。
今からここからバスで1時間くらいの村ににわたしの見たいものがあると、とあるおじいちゃんが教えてくれたので行くことになってる。
通訳としての友達(インド人)も一緒に来てくれるはずだったんだけど、「忙しいからごめん!やっぱ2人で行って」とギリギリドタキャンされたので、ヒンディーしか話さないおじいちゃんとの2人旅になる模様。笑
楽しみだ。
今晩は、貧困女性をものづくりで支援しているインド人女性と会う予定だけれど、こちらももう3日ほど延期されてるからどうなることやら。笑 そんなゆるゆるインドです。
これくらいの方がわたしは心地よい。
時間を気にしてせかせか生きる生き方はわたしには合わないみたい。忘れていたこと色々思い出し始めてる。今回の旅はきっとそんな旅。