moilyきよみのつれづれ

moily代表池宮聖実のブログです。

インドの結婚観。砂漠を旅して。恋愛結婚か、お見合い結婚か。

インドを歩いていると色々考えることが多い。

先日砂漠の中のちいさな村に滞在した時、同い年の女の子に18歳の娘がいた。
聞けば10歳の時に結婚したらしい。
12-13歳で子供を産んだ事になる。

そもそもIDカードもめちゃくちゃで、誕生日もわかっていないから、その歳が本当の年かもわからないけども。でも見た目は若そうに見えた。

その後17歳の息子さんと一緒にラクダに乗る機会があって、彼とゆっくり話すことができた。
ラクダって馬みたいに乗って操れること知らなかった。ラクダも走ります)

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ラクダの写真

 

「日本では結婚相手や時期は自分で決められるんでしょ?いいなぁ。僕は来年結婚しなくちゃいけないんだよ。本当は24-25歳で結婚したいのになぁー」

と言っていた。

相手も両親が決めて、相手を知るのは結婚式の日らしい。それまで顔も何も知らされないみたい。
離婚も絶対にできないと、彼は言ってた。

きっと彼の願いは叶わず、来年結婚するのだろう。

だからと言って、それは絶対に不幸なのかというと、多分そうでもないと思う。

日本に生まれて、気づいてなかったけど
たくさんの選択を自分でできるって、
場所によっては全然当たり前じゃないんだなぁ。

でも、選択肢が多い=絶対幸せ でもないよなぁとも感じる。

「インドでお金を騙すことは悪いのか。」考えるきっかけをもらった話。

先日こっちのお土産屋さんで働いている友人がこんなことを言っていた。

 

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「今日来たお客さん、顔を見たらとてもお金持ちそうだったから、『とってもお綺麗ですね』って言って3倍の値段をいったらとっても喜んで買っていった。」って話を笑ってしていた。

 

これ、多分日本にいたら「騙してる!!ひどい」ってなる話だと思う。

 

でも、話には続きがあって

このお金、実は彼には一銭も入らない。

ここのマーケットは観光客がたくさんくるエリアで、1ヶ月ずつ交代でものづくりをする貧しいクラフトマンに販売する権利が与えられる。

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(マーケットの参考写真。ここではない)

 

彼は英語を話すし、営業センスがあるので、クラフトマンが販売するための補助としてクラフトマーケットに給料をもらって雇われてる。

なかなかない機会になんとか稼いで欲しいという彼の想いからの彼の騙し。

 

なんで、そんなことするの?と聞くと

「自分がハッピーだから」と笑う。

 

うーむ。

彼は騙しているけど悪人ではない。

 

お金ってなんだろうとすごく考えたり、

そもそもお金ってそんなもんなのかもしれないと思うきっかけになった。

 

そもそも3倍の値段で買っていったお客さんは、その商品が、3倍の値段の価値に見合うと思って購入しているのだから、それはそれでありなのかもしれない。

 

またある時はこんなことを話していた。

 

「夜歩いてたら、よく会う物乞いの貧しい家族に会ってね。今日はちゃんとお金貰えた?って聞いたら、『あんまりだった。』って言って、夜ご飯のクッキーを買って帰っていこうとしててさ。少しお金を渡さそうと思って、ポケットを探したら2000ルピー札(3500円くらい)しかなくて。仕方ないから、全部あげちゃった😂。

そしたら、すごくびっくりした顔して『本当にありがとう。ありがとう』ってハグされて。なんか嬉しくて泣きそうになっちゃったよー。」

 

と笑っていた。

 

「なんでそうしたの?」と聞くと

「自分がハッピーだから」と。

 

ちなみに彼の1ヶ月の給料は3万円弱。

 

この考え方はどこから来てるのか知りたくて、

イスラム教の貧しい人を助けなさいという考え方なのか(彼はイスラム教)

それともインドも文化なのか。

 

ずっと何故だろうと考えているんだけど、逆に彼と同じような人をまだインドで見ていない。

なんなら彼は、お金の使い方にもっと気を使いなさいと周りから注意されている。笑

てことは、彼の性格なのか。。

まだ調査が必要です。笑

 

どっちにしろ、

彼と仲良くなれたからこそ

お金について考えるいいきっかけをもらえた。

 

面白い価値観の友達を持つことは

自分の枠を広げてくれて面白い。

 

インドの私の面白い飲み友達🇮🇳

イスラム教なのにね😂)

日々日々学び😊

 

久しぶりに海外に身を置いて。体調不良と人生の転機。

スォスダイ。

いや、ナマステ。moilyのきよみです。

今インドにいます。

 

11月から数年ぶりに旅に出ています。

そのことをブログにあげたくて何度も画面を開くも

記事を書くボタンがずっと(2ヶ月以上)押せなくて困っていました。

 

何度目かの挑戦で今日なぜか突然クリックできるようになったので、

過去SNSに書いたり、書き留めているものを少しずつ更新していこうと思います。

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インドの家族

今日は今日までのことを少し説明。

 

2018年11月とても久しぶりに旅に出ました。

2018年はもうずっとずっとずーーーーーーーーーっと仕事をしていました。

休みなく。もう自分が何者かわからなくなるほどで。

休みなんて最後に取ったのはいつだかわからないし、

(多分1年で3日ほどは休めたかも。と言っても結局仕事のことを考えてしまう)

実際旅に出る直前は朝6時から夜中の3時までノンストップで仕事をするような日もあり。(ご飯中も仕事)汗 

 

とにかく旅直前まで頭がおかしくなりそうなほど仕事をし(笑)

実際に少し頭がおかしくなってしまい(笑)

日本語が聞こえない環境に逃げたいという気持ちで日本を飛び出しました。

 

カンボジアで仕事した後の予定は、

とりあえずインドへの切符は取っておいたものの、その他は特に決めず

(というかいっぱいいっぱいで頭にスペースがなく、旅行プランを考える隙間すらなかった)

頭を休めたい。苦しい。と、どちらかというと逃げる感じでスタートした旅。

長くて3ヶ月。帰りたくなったらいつでも帰ろう。

と、もう本当完全ノープランの旅がスタートしました。

もちろん片道切符。

 

カンボジアまではとにかく仕事モード。

それでもカンボジアの穏やかで優しくて、そして自由な人柄に助けられ

少しずつ日々の疲れから解放されている気持ちでいました。

 

しかし、何もしていない時間、生産性のない時間に不安になり、

何無駄な時間過ごしてるんだろって、カンボジアにいながらもそわそわする毎日。

パソコンでできる仕事をし続けたり、隙間時間に映像を見ながら勉強したり。

 

頭がカチカチに凝っているのが自分でもわかるほどで、

この頭パンパン状態から抜け出したい!!!!でも抜け出し方がわからない!!!!ともう自分で自分がコントロールできないでいました。(苦しかったなぁー)

 

カンボジアで生活し数日経っても

あまりに頭が凝りすぎて頭痛がするので、マッサージへいくことに。

 

そのマッサージ屋さんがたまたまキャンペーンをやっていて、

1時間も2時間も同じ料金だったので(笑)

迷わず2時間コースを選択。

 

頭や肩周りを中心にほぐしてもらえるようお願いしました。

 

2時間後、こんなに頭ばかりに刺激を入れられたことがなかった私は、

なんとフラフラになってしまいました。

しかも激しい吐き気におそわれ

自転車を漕いでアパートまで帰るまでに(たった5分の距離)、

何度自転車を降りて休憩したか。

 

それほどフラフラになってしまいました。汗

 

その後、何も食べていないのにお腹も壊し、

身体が何も受け付けないようになり

2日間絶食状態に。寝たきり状態になりました。

 

3日後少しだけ仕事を。でも数時間でダウン。

4日後も同様。数時間だけ仕事。

5日後はもうカンボジアを出国の日。

 

とりあえず取ったインドへ向かうチケットがあったので

フラフラになりながら乗り換え地点のマレーシアへ。

倒れる前マレーシアでも久しぶりに観光したいと思って

マレーシア観光の日を1日取っていましたが

もう、それどころじゃない。長い時間歩けない。

急遽空港直結のホテルをとり、1日爆睡。

 

それが良かったのか、起きてみると驚くほど体調が回復。

久しぶりに何を食べてもお腹を壊さなくなり、

完全復活!!!!!ようやく苦しみから抜け出し、

 

最高の状態でインドのデリーに入国することができたのでした。

 

 

今思えば

あの、魔の5日間が最高の私のデトックス期間でした。

動きたくても動けない。

考えたくてもしんどすぎて考えられない。

身体の中の悪いものは、全て出ていく。

水すら受け付けない。

そんな時間が私の頭と心と身体を本来の状態に戻してくれたように思います。

 

それまでは自分が何を感じて、何を考えているかわからなくなっていたもんなぁ。

 

日本では

「動くのが大切」だと言われるけれど、無理して毎日動かなければいけないわけじゃない。

「時間を無駄にするな。1日は24時間しかない」と言われるけれど、ゆっくりしたり、ぼーっとして自分の感情と向き合ったり、何も考えない時間もとても大切な時間。

 

それを思い出されてくれた5日間でした。

 

でも実は「きっとどこかで大きく体調を崩すかも。」

と旅に出る前からわかっていた今回。笑

いつも何かを始めたり、切り替えのタイミングは

必ずと行っていいほど大体数日動けなくなるほど体調をくずす。

 

2009年初めてカンボジアへ行って衝撃を受け人生が変わった日、

外で痙攣して倒れてしまい嘔吐が止まらず、次の日ホテルから出られなくなった。

その後、卒業後は世界一周することを決めた。(それまで海外に興味を持ったことなんてなかったのに!)

 

 

自分のやることが見えなくなって、旅に出た2013年はデング熱になってしまい

入院したタイの病院でカンボジアでビジネスを始めることを決意した。

 

2014年カンボジアで仕事を始めた時も、カンボジアに入り数日で

原因不明のひどい頭痛に襲われ歩けなくなり、2日宿から出られなくなった。

でも、だからこそ焦らずカンボジアのペースに合わせた仕事ができるようになった。

 

今回もそんな感じ。

体調不良はいつも何かの転機になる。

 

今回も、旅に出る前はただ日本から逃げたかっただけなのに

旅に出て2ヶ月半たった今、私はここインドで何かを始めようとしてる。

 

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人生って面白い。

 

 

夢だった新宿伊勢丹への出店が決まりました。

先日カンボジアの日本人スタッフ谷岡から電話がかかってきました。

現地の報告と、これからの確認。

 

色々話す中で

ふと。彼が

「パルラーさんの出産費のために、お金をさっと貸すことができるようになったのって、moily成長したよね。」

と。

確かに。

昔は髪も切らず、服も買わずと、とにかく自分が貧困状態でいながらだったから、お金を貸すなんてできなかったなぁ。笑 と笑いながら昔を振り返っていました。

 

ただただ、がむしゃらに。

前だけを向いて。

転んでもただでは起き上がらず。笑

そんな風に頑張ってきて4年半。

 

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実は、一つの夢が叶いました。

それは新宿伊勢丹で出店したい!ということ。

 

ものを売り始めた頃は、節約のために買い物に行かなかった私だったので

百貨店がどんなところかも知りませんでした。(恥ずかしいw)

 

2014年、田舎の小さなイベントで会議用の机を1つ借りてカゴを売りはじめたmoily。

いくつかのイベントに出店していく中、ご縁で繋がった初めての百貨店出店が2016年。

そのときご一緒した方が、「新宿伊勢丹に出せるようになったら本物だよね。」

と言っていました。

 

百貨店のことを何も知らなかった私だったので「そうか。新宿伊勢丹に出せるようになったら本物なのか。」と、鵜呑みにし、新宿伊勢丹に見学に行きました。笑

 

初めて入った新宿伊勢丹

上の階へ行こうとエスカレーターに乗ると、私の一つ上の段の方はとてもとても大きい方!!!

そして見覚えがある容姿。

なんと!!!

今では世界でも活躍され、インスタの女王ともよばれるコメディアンの方。

 

「ひゃーーーー!!!新宿伊勢丹!!!!!!とんでもなーーーい!!!やばーーーーー!!!!」

 

それが第一印象。笑

 

いつか。あそこで。いつか。いつか。

ここで出店できたらきっと本物。

カンボジアの農村でみんなが作ったカゴをここで売りたい。

証明したい。

カンボジアだから安くて、悪いものじゃない。

日本のものと戦える物作りができる。

絶対証明する!

 

そう思いながら走り続けて。

この夏。

遂に。遂に。

一つの夢が叶います。

 

8/8-8/21

伊勢丹5階

キッチンダイニングコーナー

8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。

 

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 カンボジアのみんなは、この気持ちわかってくれないだろうなぁ。笑

シェムリアップには百貨店ってないもんなぁ。

いつか、こんなところなんだよって見せられたらいいな。

 

私は物売りになりたくてこの仕事を始めたんじゃなくて、

世界を変えたくてこの仕事を始めました。

 

一つの夢の実現。すっごくすっごくすっごく嬉しい。

伊勢丹さんから連絡が来た時は、夢かと思った!笑

 

だけど。まだまだ止まっている時間はないので。

これからも一生懸命頑張ります。

 

東京の方もしよければ遊びに来てください。

 

8/8-8/21

伊勢丹5階

キッチンダイニングコーナー

8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。

 

ちなみに。現在は阪神百貨店で出店中。

8階のタイガースショップの隣です

 

 

6/6土 大阪でお話しさせていただきます

6/16久しぶりにお話しさせていただきます。
大阪でお話しさせていただくのは初めて。


私の人生で大切な1年。
今の活動全ての軸になっているのはNPO NICEのプログラムぼらいやーに参加したこと。そんな自分の中の原点のNICEさんのお話しさせていただけることになりました。

 

世界を回った時の話。
立ち上げの話。
カンボジアの話。
日本での坂路開拓。

 

何より教員になりたくて、教育以外の勉強、経験をしてこなかった私が、ブランドを作り、物を販売することになったのだから、やっぱり色々ありました。知らないことだらけで。

 

でもそんな私でも、なんとかここまでこれました。

1年1年少しずつ自分の状況が代わり、
今の自分から俯瞰して見ると実はあの頃苦しかったな。
とか歯食いしばってたな。とか。
苦しみの真っ只中にいた時はそんな話はできなくて。

今だからようやく笑って話せるようになりました。
こんな私にできたから、誰でもできるって思うので
そんな話をしようかなって思ってます。

 

スペシャルゲストさんに聞いてみました!= Part① =

【6/16(土)カラフルEXPO】※入場無料

カラフルEXPOに参加して頂く団体の方やゲストの方にお話しをお伺いして、開催日まで順次ご紹介させて頂きます♪

今回はスペシャルゲストからこの方!

◉現在の仕事について、正式名称と役割・役職名
お名前
などをお願いします。

ーーかご屋 moily 代表
池宮 聖実 Ikemiya Kiyomi です。

◉何を(目指している)しているお仕事ですか?

ーー世界の貧困問題を解決するブランドを作ることを目指しています。

◉具体的な仕事内容を教えてください!

ーーカンボジアのカゴ編みの村でカゴ作りをしています。デザインはオリジナルで、高品質なものを作り、日本で販売しています。卸(全国40店舗弱)ネットショップ 百貨店での企画展や催事出店 雑貨屋さんやギャラリーでの企画展販売、イベント出店で販売しています。本年度直営店オープンしました。

◉なぜその仕事を選んだんですか?

ーー世界の家族たちと仲良くなり、一緒に過ごしていると貧困が人ごとではなくなっていきました。また支援慣れの現実を目の当たりにしたこと、友人が身体を売って生活していたことなどを経て、自分にできることを始めよう。貧しさではなく、その国、土地の強さを生かしたものづくりをし、最低限の収入を作ろうと決めました。

◉学生時代に何に取り組みましたか?

ーーバイトが好きで、いろんなバイトを経験しました。
海外には全く興味がなかったです

◉聖実さんは、NPO法人NICEの1年間旅をしながらボランティアをするプログラム「ぼらいやー」の参加者でもありますよね。行った時期と国名を教えてください!

・時期
2010-2011
・国数と国名
タイ、ラオスベトナムカンボジア、中国、モンゴル、インド、ネパール、エジプトヨルダン、イスラエルケニア南アフリカ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー
の計16カ国です。

◉ぼらいやーに参加した目的や理由は何ですか?

ーー学生の頃カンボジアへボランティアに行った際、今まで日本で得た情報として知っていたカンボジアとの違いに驚きました。こんなにメディアからの情報と、自分の目で見ることには違いがあるんだ!と気づき、当時教師になりたかった私は、現地の本当の声を生徒に届けられる教員になるために。と、ぼらいやーの参加を決めました。
始めたカンボジアに行ったのが3年生の終わりだったので、大学を卒業してからいきました。

◉聖実さんの熱い思いとそれを形にしていく実行力。そしてなによりも気さくなお人柄!学生時代に経験したことが将来のキャリアに繋がっている聖実さんのお話しは、必ず、皆さんの将来を考えるヒントになると思います。

ぜひ、聖実さんのお話しを会場で聞いてみて下さい♪

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ブログ
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取材記事
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