moilyきよみのつれづれ

moily代表池宮聖実のブログです。

久しぶりに海外に身を置いて。体調不良と人生の転機。

スォスダイ。

いや、ナマステ。moilyのきよみです。

今インドにいます。

 

11月から数年ぶりに旅に出ています。

そのことをブログにあげたくて何度も画面を開くも

記事を書くボタンがずっと(2ヶ月以上)押せなくて困っていました。

 

何度目かの挑戦で今日なぜか突然クリックできるようになったので、

過去SNSに書いたり、書き留めているものを少しずつ更新していこうと思います。

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インドの家族

今日は今日までのことを少し説明。

 

2018年11月とても久しぶりに旅に出ました。

2018年はもうずっとずっとずーーーーーーーーーっと仕事をしていました。

休みなく。もう自分が何者かわからなくなるほどで。

休みなんて最後に取ったのはいつだかわからないし、

(多分1年で3日ほどは休めたかも。と言っても結局仕事のことを考えてしまう)

実際旅に出る直前は朝6時から夜中の3時までノンストップで仕事をするような日もあり。(ご飯中も仕事)汗 

 

とにかく旅直前まで頭がおかしくなりそうなほど仕事をし(笑)

実際に少し頭がおかしくなってしまい(笑)

日本語が聞こえない環境に逃げたいという気持ちで日本を飛び出しました。

 

カンボジアで仕事した後の予定は、

とりあえずインドへの切符は取っておいたものの、その他は特に決めず

(というかいっぱいいっぱいで頭にスペースがなく、旅行プランを考える隙間すらなかった)

頭を休めたい。苦しい。と、どちらかというと逃げる感じでスタートした旅。

長くて3ヶ月。帰りたくなったらいつでも帰ろう。

と、もう本当完全ノープランの旅がスタートしました。

もちろん片道切符。

 

カンボジアまではとにかく仕事モード。

それでもカンボジアの穏やかで優しくて、そして自由な人柄に助けられ

少しずつ日々の疲れから解放されている気持ちでいました。

 

しかし、何もしていない時間、生産性のない時間に不安になり、

何無駄な時間過ごしてるんだろって、カンボジアにいながらもそわそわする毎日。

パソコンでできる仕事をし続けたり、隙間時間に映像を見ながら勉強したり。

 

頭がカチカチに凝っているのが自分でもわかるほどで、

この頭パンパン状態から抜け出したい!!!!でも抜け出し方がわからない!!!!ともう自分で自分がコントロールできないでいました。(苦しかったなぁー)

 

カンボジアで生活し数日経っても

あまりに頭が凝りすぎて頭痛がするので、マッサージへいくことに。

 

そのマッサージ屋さんがたまたまキャンペーンをやっていて、

1時間も2時間も同じ料金だったので(笑)

迷わず2時間コースを選択。

 

頭や肩周りを中心にほぐしてもらえるようお願いしました。

 

2時間後、こんなに頭ばかりに刺激を入れられたことがなかった私は、

なんとフラフラになってしまいました。

しかも激しい吐き気におそわれ

自転車を漕いでアパートまで帰るまでに(たった5分の距離)、

何度自転車を降りて休憩したか。

 

それほどフラフラになってしまいました。汗

 

その後、何も食べていないのにお腹も壊し、

身体が何も受け付けないようになり

2日間絶食状態に。寝たきり状態になりました。

 

3日後少しだけ仕事を。でも数時間でダウン。

4日後も同様。数時間だけ仕事。

5日後はもうカンボジアを出国の日。

 

とりあえず取ったインドへ向かうチケットがあったので

フラフラになりながら乗り換え地点のマレーシアへ。

倒れる前マレーシアでも久しぶりに観光したいと思って

マレーシア観光の日を1日取っていましたが

もう、それどころじゃない。長い時間歩けない。

急遽空港直結のホテルをとり、1日爆睡。

 

それが良かったのか、起きてみると驚くほど体調が回復。

久しぶりに何を食べてもお腹を壊さなくなり、

完全復活!!!!!ようやく苦しみから抜け出し、

 

最高の状態でインドのデリーに入国することができたのでした。

 

 

今思えば

あの、魔の5日間が最高の私のデトックス期間でした。

動きたくても動けない。

考えたくてもしんどすぎて考えられない。

身体の中の悪いものは、全て出ていく。

水すら受け付けない。

そんな時間が私の頭と心と身体を本来の状態に戻してくれたように思います。

 

それまでは自分が何を感じて、何を考えているかわからなくなっていたもんなぁ。

 

日本では

「動くのが大切」だと言われるけれど、無理して毎日動かなければいけないわけじゃない。

「時間を無駄にするな。1日は24時間しかない」と言われるけれど、ゆっくりしたり、ぼーっとして自分の感情と向き合ったり、何も考えない時間もとても大切な時間。

 

それを思い出されてくれた5日間でした。

 

でも実は「きっとどこかで大きく体調を崩すかも。」

と旅に出る前からわかっていた今回。笑

いつも何かを始めたり、切り替えのタイミングは

必ずと行っていいほど大体数日動けなくなるほど体調をくずす。

 

2009年初めてカンボジアへ行って衝撃を受け人生が変わった日、

外で痙攣して倒れてしまい嘔吐が止まらず、次の日ホテルから出られなくなった。

その後、卒業後は世界一周することを決めた。(それまで海外に興味を持ったことなんてなかったのに!)

 

 

自分のやることが見えなくなって、旅に出た2013年はデング熱になってしまい

入院したタイの病院でカンボジアでビジネスを始めることを決意した。

 

2014年カンボジアで仕事を始めた時も、カンボジアに入り数日で

原因不明のひどい頭痛に襲われ歩けなくなり、2日宿から出られなくなった。

でも、だからこそ焦らずカンボジアのペースに合わせた仕事ができるようになった。

 

今回もそんな感じ。

体調不良はいつも何かの転機になる。

 

今回も、旅に出る前はただ日本から逃げたかっただけなのに

旅に出て2ヶ月半たった今、私はここインドで何かを始めようとしてる。

 

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人生って面白い。

 

 

夢だった新宿伊勢丹への出店が決まりました。

先日カンボジアの日本人スタッフ谷岡から電話がかかってきました。

現地の報告と、これからの確認。

 

色々話す中で

ふと。彼が

「パルラーさんの出産費のために、お金をさっと貸すことができるようになったのって、moily成長したよね。」

と。

確かに。

昔は髪も切らず、服も買わずと、とにかく自分が貧困状態でいながらだったから、お金を貸すなんてできなかったなぁ。笑 と笑いながら昔を振り返っていました。

 

ただただ、がむしゃらに。

前だけを向いて。

転んでもただでは起き上がらず。笑

そんな風に頑張ってきて4年半。

 

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実は、一つの夢が叶いました。

それは新宿伊勢丹で出店したい!ということ。

 

ものを売り始めた頃は、節約のために買い物に行かなかった私だったので

百貨店がどんなところかも知りませんでした。(恥ずかしいw)

 

2014年、田舎の小さなイベントで会議用の机を1つ借りてカゴを売りはじめたmoily。

いくつかのイベントに出店していく中、ご縁で繋がった初めての百貨店出店が2016年。

そのときご一緒した方が、「新宿伊勢丹に出せるようになったら本物だよね。」

と言っていました。

 

百貨店のことを何も知らなかった私だったので「そうか。新宿伊勢丹に出せるようになったら本物なのか。」と、鵜呑みにし、新宿伊勢丹に見学に行きました。笑

 

初めて入った新宿伊勢丹

上の階へ行こうとエスカレーターに乗ると、私の一つ上の段の方はとてもとても大きい方!!!

そして見覚えがある容姿。

なんと!!!

今では世界でも活躍され、インスタの女王ともよばれるコメディアンの方。

 

「ひゃーーーー!!!新宿伊勢丹!!!!!!とんでもなーーーい!!!やばーーーーー!!!!」

 

それが第一印象。笑

 

いつか。あそこで。いつか。いつか。

ここで出店できたらきっと本物。

カンボジアの農村でみんなが作ったカゴをここで売りたい。

証明したい。

カンボジアだから安くて、悪いものじゃない。

日本のものと戦える物作りができる。

絶対証明する!

 

そう思いながら走り続けて。

この夏。

遂に。遂に。

一つの夢が叶います。

 

8/8-8/21

伊勢丹5階

キッチンダイニングコーナー

8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。

 

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 カンボジアのみんなは、この気持ちわかってくれないだろうなぁ。笑

シェムリアップには百貨店ってないもんなぁ。

いつか、こんなところなんだよって見せられたらいいな。

 

私は物売りになりたくてこの仕事を始めたんじゃなくて、

世界を変えたくてこの仕事を始めました。

 

一つの夢の実現。すっごくすっごくすっごく嬉しい。

伊勢丹さんから連絡が来た時は、夢かと思った!笑

 

だけど。まだまだ止まっている時間はないので。

これからも一生懸命頑張ります。

 

東京の方もしよければ遊びに来てください。

 

8/8-8/21

伊勢丹5階

キッチンダイニングコーナー

8.9.10.11(11日は午前中)私も店頭におります。

 

ちなみに。現在は阪神百貨店で出店中。

8階のタイガースショップの隣です

 

 

6/6土 大阪でお話しさせていただきます

6/16久しぶりにお話しさせていただきます。
大阪でお話しさせていただくのは初めて。


私の人生で大切な1年。
今の活動全ての軸になっているのはNPO NICEのプログラムぼらいやーに参加したこと。そんな自分の中の原点のNICEさんのお話しさせていただけることになりました。

 

世界を回った時の話。
立ち上げの話。
カンボジアの話。
日本での坂路開拓。

 

何より教員になりたくて、教育以外の勉強、経験をしてこなかった私が、ブランドを作り、物を販売することになったのだから、やっぱり色々ありました。知らないことだらけで。

 

でもそんな私でも、なんとかここまでこれました。

1年1年少しずつ自分の状況が代わり、
今の自分から俯瞰して見ると実はあの頃苦しかったな。
とか歯食いしばってたな。とか。
苦しみの真っ只中にいた時はそんな話はできなくて。

今だからようやく笑って話せるようになりました。
こんな私にできたから、誰でもできるって思うので
そんな話をしようかなって思ってます。

 

スペシャルゲストさんに聞いてみました!= Part① =

【6/16(土)カラフルEXPO】※入場無料

カラフルEXPOに参加して頂く団体の方やゲストの方にお話しをお伺いして、開催日まで順次ご紹介させて頂きます♪

今回はスペシャルゲストからこの方!

◉現在の仕事について、正式名称と役割・役職名
お名前
などをお願いします。

ーーかご屋 moily 代表
池宮 聖実 Ikemiya Kiyomi です。

◉何を(目指している)しているお仕事ですか?

ーー世界の貧困問題を解決するブランドを作ることを目指しています。

◉具体的な仕事内容を教えてください!

ーーカンボジアのカゴ編みの村でカゴ作りをしています。デザインはオリジナルで、高品質なものを作り、日本で販売しています。卸(全国40店舗弱)ネットショップ 百貨店での企画展や催事出店 雑貨屋さんやギャラリーでの企画展販売、イベント出店で販売しています。本年度直営店オープンしました。

◉なぜその仕事を選んだんですか?

ーー世界の家族たちと仲良くなり、一緒に過ごしていると貧困が人ごとではなくなっていきました。また支援慣れの現実を目の当たりにしたこと、友人が身体を売って生活していたことなどを経て、自分にできることを始めよう。貧しさではなく、その国、土地の強さを生かしたものづくりをし、最低限の収入を作ろうと決めました。

◉学生時代に何に取り組みましたか?

ーーバイトが好きで、いろんなバイトを経験しました。
海外には全く興味がなかったです

◉聖実さんは、NPO法人NICEの1年間旅をしながらボランティアをするプログラム「ぼらいやー」の参加者でもありますよね。行った時期と国名を教えてください!

・時期
2010-2011
・国数と国名
タイ、ラオスベトナムカンボジア、中国、モンゴル、インド、ネパール、エジプトヨルダン、イスラエルケニア南アフリカ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー
の計16カ国です。

◉ぼらいやーに参加した目的や理由は何ですか?

ーー学生の頃カンボジアへボランティアに行った際、今まで日本で得た情報として知っていたカンボジアとの違いに驚きました。こんなにメディアからの情報と、自分の目で見ることには違いがあるんだ!と気づき、当時教師になりたかった私は、現地の本当の声を生徒に届けられる教員になるために。と、ぼらいやーの参加を決めました。
始めたカンボジアに行ったのが3年生の終わりだったので、大学を卒業してからいきました。

◉聖実さんの熱い思いとそれを形にしていく実行力。そしてなによりも気さくなお人柄!学生時代に経験したことが将来のキャリアに繋がっている聖実さんのお話しは、必ず、皆さんの将来を考えるヒントになると思います。

ぜひ、聖実さんのお話しを会場で聞いてみて下さい♪

かごブランド moily
https://www.moily-bk.com
ブログ
http://www.moily-blog.com
取材記事
https://www.ganas.or.jp/20160224moily/

【カラフルEXPO】お申込はこちら
👇
http://www.nice1.gr.jp/topics_detail30/id=12184
または、イベントページの「参加」ボタンをポチっとお願いします。
👇
https://www.facebook.com/events/293661747837245

ラマダン中のイスラム教の友人宅に訪れて

こんにちは。

moilyのきよみです。

 

先日岐阜に住んでいるバングラデッシュ人の友人ご夫婦のお家に行ってきました。

 

絶賛ラマダン中の彼ら。

今年は5/16-6/14までだそう。

 

簡単に説明すると、ラマダンは日の出から日の入りまでは何も口にしては行けないというイスラム教の習慣。

 

ラマダンは断食だと思っている方が多いようですが、実際は日が出ていない間は食べられます。

 

それでも、日の出ている間は水すら飲んではいけないという過酷な修行です。

 

お邪魔した私に、

「今、味見ができないから(断食中で)、味が変だったらごめんねー」

とチャイを振舞ってくれ、

お昼ご飯までご馳走してくれた友人夫婦。

 

正面に何も食べられない二人が座ってじっと見つめられながら、食事をするのはなんとも言えない空気でした。笑

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そもそもなんで断食を行うのか。

宗教で断食するなんて、「なんて宗教心が強いのか!」とか、「考えられない!」

なんて思う方もいるかもしれません。

 

しかし、友人たちのラマダンの説明を聞いて色々と納得することがあったのでご紹介。

 

日が出ている間は、何も食べない。

そのように決められていても隠れて食べることはいくらでもできます。

家では誰かに見張られているわけでもないですし、食べたところでバレることはありません。だけど、それでもなぜ食べないのか。

それは人間の三大欲求である食欲を自分を制することで、自分自身のコントロール力が身につけているというのです。

つまりは自分をコントロールするための修行ということ。この時期禁煙に励む方もいるそうです。

 

また、そのほかにも、普段は不自由なくご飯を食べれているが、1ヶ月だけは食に不自由な思いをして、ご飯のありがたみを知り、貧しくて十分に食べることができない方の気持ちを知る。という意味もあるとか。

 

そのほかにもたくさんたくさん意味はあるそうで、

「断食をするってことしか知られていないのは残念だよ。」

といっていた友人。

 

単純に宗教の決まりに従っているのではなく、

自分の心、精神と向かい合い修行をし、人の心をわかる大切な期間みたい。

 

私はよく講演で話すのですが、世界を回っていた時、断トツで優しかったのがイスラム教の国でした。その優しさの根っこは「困っている人を必ず助ける」というイスラム教からきているんだな。と深く感じました。

そんな優しい人たちが一部の人たちの責任で「怖い宗教」と勘違いされるのはとっても悲しいので、なるべくこのことをお話しするようにしています。

 

今回ラマダンについて伺って、やっぱり彼らの宗教心からくる優しさはこのような習慣からきているんだなーと再確認。

 

このブログで、少しでも偏見がなくなるきっかけになったらいいなぁ。

 

世界の人たちが生きる場所。

今度の大学での授業用に改めて写真整理。

 

当時はなんとも思っていなかった写真たち。

 

今見るといい写真だなぁと自画自賛。笑(だいぶボケてるのあるけどw)

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(ネパール)

みんな元気かなぁ。

たくさんのご飯一緒に食べたなぁ。

どれも美味しかったなぁ。

 

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(ネパール)

みんな一生懸命生きてたなぁ。

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高く跳べるように練習していたマサイの子どもたち。可愛かったなぁ。(ケニア

 

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(インド)

子どもたちはどこに行っても可愛かったなぁ

 

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(ヨルダン)

私も一緒にロバに乗って移動したなぁー。ここでの経験は生きるって何かめちゃめちゃ考えさせられた(ロープで繋いでもらったロバに乗って、撮影)

 

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こんなワイルドな感じで毎日シャワー浴びてたなぁw(笑)

 

やっぱりみんながいたから今がある。

もっともっと自分ができることを。

もっともっと一生懸命生きたい。

海外行きたいなぁ。