moilyきよみのつれづれ

moily代表池宮聖実のブログです。

10年間教師を目指していたわたしが、カンボジアの奥地でブランドを立ち上げた理由。世界を旅した【旅の目的】編

スォスダイ!moily代表のきよみです。

 

前回は2回にわたってなぜカンボジアへ行ったのか

カンボジアで何が起こったのか?

 

を書きました。

 

今回は世界に飛び立った【旅の目的】編。

 

1年の準備期間を経て、頭の中は地球の歩き方の情報でいっぱいになった私はついに重い重いバックパックを背負い10カ月の旅に出発しました。

 

 

 旅のルール、目的をつくる

 せっかく海外に行くのだから、わたしは出発前に旅のルールを決めました。

 

  1. 日本人はもちろん、旅行客とはなるべく一緒に行動をしないこと(臨機応変)
  2. 現地の人たちと一緒にご飯を食べ、できたら泊まらせてもらうこと(ずうずうしいけど)
  3. 各国の小学校に行くこと

 

これは現地の人の中に入って、たくさん話すことで、メディアなどでどうしてもフィルタを通して見てしまっている自分の価値観や、偏見を変えたい!という目的からです。

 

ぜひこれから旅に行く人たちに伝えたいのは、旅に行くときは目的を持っていった方が、絶対に意味のある旅になるということ。

 

英語を勉強するでもいいし、世界に住む日本人を訪ねるとか、世界の名物料理を食べるとか、ひたすらぼーっとするとかw

 

なんとなく旅をしないことってすごく大切だと思います。こんな経験がさせてもらえるなんて、世界でごく限られた人たちだけなんだから。

 

さて、話は戻りますが私がなるべく現地の生活の中に入り込みたいと思ったのでボランティアをして世界を周ることにしました。ボランティア中はホームステイができるというのも決め手の一つでした。

 

そのとき使ったNGO は

 

国内・海外ボランティア|国際ボランティアNGOのNICE

 

NGO NICE というところのぼらいやー第3期生としていきました。

 

日本主催のボランティアでは、わたしの旅ルール“日本人と一緒に行動しない”を守ることができないので、

現地のNGO,NPOとの橋渡しをしてくれるNICEのボランティアをつかわせてもらいました。

(ちなみにこの時の英語力ゼロだったわたしはgoogle翻訳様に頼り切って、ボランティアの志願文を書きましたw)

 

選んだ国は南半球に位置する発展途上国がほとんどです。

これは当時自分が国の名前を言われてもあまりピンとこないか、勝手なイメージをもっていたところを選びました。

 

一応羅列しておくと

ベトナム カンボジア タイ ラオス 中国北京 モンゴル インド ネパール エジプト ヨルダン

イスラエル ケニア 南アフリカ アルゼンチン ボリビア ペルー 

 

です。

そして、このうちのベトナムとモンゴルでは2週間孤児院でボランティア

2か月ネパールで公立小学校の先生 2か月ケニアの孤児院で赤ちゃんのケア

 

をしていました。

 

現地の人たちと活動する。

現地の人たちと活動する。

つまり現地の生活におじゃまして、一緒に住ませてもらう。現地の団体の決まりの中でボランティアをする。

 

現地に溶け込んでやっていくためには日本の常識は一度頭の中から取り外さなければなりません。

 

まず彼らの"普通"を理解しようと努力し、受け入れ、従う。そうでなければ自分の価値観を壊すことは出来ないし、彼らの生活の中に入る資格はないと思います。

 

(日本に来た外国人に上から目線で「ラーメンすするなんて下品で出来ないぜ!」っていわれるより、一生懸命見よう見まねでもすすってるほうが、なんか受け入れやすいでしょ?wwちょっとちがう?)

 

実際これを心掛けるだけでどこの国の人でもすんなりと輪の中に入っていけました。

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ベトナムにて

 

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ネパールにて

 

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ケニアにて

 

実はこの現地の考えに従うということは、現地の人に受け入れられるだけでなく、「日本人」として生活している中で、いつの間にか"常識"として頭の中に植え付けられていた様々な価値観や偏見を壊していったように思います。

 

そしてこの日本のアタリマエからはずれることは、

“こうしなければならない”と勝手に決めつけ、それに従い、苦しむ、という悪いループから抜け出し、今、自分が本当にやりたいことに人生を全力で捧げようと決めることができた根本にあるように思います。

 

これが外せてなかったら全力で今の仕事を出来ていなかったと思います。

 

・安定職に就かないと生きていけない

・○○歳頃までに結婚しないといけない

・何も勉強していないわたしができるはずがない

・お金がない私が出来るはずがない

・一人で何かを始めるというのは犠牲にするものがたくさんある

 

挙げればキリがないですが「それだれが決めたの?」ってことに結構従ってしまっていませんか?

 

 せっかく生まれてきたのに、なぜ見えない何かに従って生きようとしてしまうのでしょう。

  

自分の心に従って人生を掛けて何かに打ち込むための第一歩として、頭の中に知らないうちに宿っているロックを外すことがとても大切なように思います。

 

もし海外に行ったとき、待ち合わせ時間に来ないとか、約束したことと全然違ったりとか、

 

それくらいのことで「日本では違うのよ!」と、プリプリせず、「なるほど!この国ではその選択もありなのか‼次は自分も真似しよー」っとそれくらいの余裕でいたら、自分の枠もとれて、新しい世界が見えてくると思います。

 

旅に出る前には目的を持ち

折角いったのなら、全力で現地に溶け込む。

それだけのことで、あなたの人生はびっくりするほど変わってしまうかもしれません(^^♪

 ぜひぜひお試しください。

 

明日はなぜ今の仕事を始めることになったのかのキッカケ編です。